女性は、男性よりも血管の収縮を抑制する働きを持つ女性ホルモンの分泌量が多いので、血圧が上昇することはほとんどありません。と言っても、まったく高血圧の心配がないというわけではなく、体の状態によっては女性特有の高血圧が発症します。女性特有の高血圧には、妊娠高血圧と更年期高血圧という種類がありますが、もともと高血圧になりにくい女性は対策が遅れることもあるので、症状などをしっかりチェックしておきましょう。

妊娠高血圧の危険性

妊娠高血圧は、名前から分かる通り妊娠中に何らかの要因によって発症する高血圧です。ただし、妊娠したからといってすぐに発症したり、すべての妊婦さんが高血圧になるわけではありません。
妊娠高血圧が発症するのは、妊娠後20週ぐらいから分娩後の12週までの時期で、妊娠20週から32週未満の高血圧は早期型、それ以降に発症したものは遅発型と区別されています。
発症するのは全体の約3割から5割と少ないですが、尿蛋白や臓器障害が発症する危険性があり、重症化すると母子の生命が脅かされる可能性もあるので注意しましょう。

更年期高血圧とは

更年期には、女性ホルモンが急激に減少するため体にあらゆる変化が起こりますが、その1つが更年期高血圧です。
更年期には女性ホルモンの分泌量が減りますが、このホルモンを分泌している視床下部の近くには自律神経があります。女性ホルモンの分泌量が減ると、その影響で血圧をコントロールする自律神経が乱れ、血圧が上昇すると言われています。
また、女性ホルモンは血管の収縮を抑える働きをしているので、分泌量が減ることで血管が収縮して高血圧が発症します。




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女性特有の高血圧を予防するには

妊娠高血圧と更年期高血圧は、それぞれに発症する原因もタイミングも違います。しかし、どちらも毎日の生活の中で予防することが可能です。
血圧の大きく影響するのは、食事と運動、そして肥満です。食事では塩分を控えるとともに、栄養バランスが整った食事を心がけるようにしましょう。
また、運動不足や肥満は血液循環を悪くするので、適度な運動で血液の流れを促進すると同時に肥満にも気をつけてください。

女性特有の高血圧の治療法とは

本来なら、高血圧は食事療法や運動療法で改善していくのが理想的ですが、それで改善されない場合は降圧剤など薬での治療を行います。薬を使った治療は、妊娠中であっても必要があれば行われます。
ただし、薬物というのは胎児に悪影響を与える恐れがあるため、妊娠週数が足りていないとしても分娩を早めることがあります。このようなリスクを避けるためにも、普段の生活で予防を心がけておきましょう。

高血圧は、さまざまな疾患の引き金となる症状ですから、普段は平均値であっても妊娠中や更年期には血圧の数値に注意しましょう。




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塩分の摂り過ぎがヤバイ!
1日塩分摂取量は6グラムが理想とされているのに日本人の平均塩分摂取量は10グラムを超えているのをご存知ですか?これが高血圧の主な原因と言われています。