人間の体は、加齢とともに代謝がどんどん低下するので、あらゆる機能が衰えていきます。代謝が低下するということは細胞の再生も滞るため、血管も劣化してしまい硬くなります。さらに、筋肉量も減少することで血液の流れも悪くなるので、高齢者にとって高血圧は避けられない症状と言えるでしょう。

高齢者の高血圧の特徴

高齢者の高血圧には、収縮期血圧の数値が異常に高くなるという特徴があります。普通の高血圧の数値よりも高くなるのは、加齢によって血管が硬くなっていくと、柔軟性だけではなく弾力性もなくなってしまい、血液から強い圧力がかかるからです。
また、弾力性がなくなることで血液が通ろうとしても血管が膨らまなくなり、大動脈に送られる血液量が大幅に減少します。そのため拡張期血圧と収縮期血圧の差が大きいというのも特徴と言えるでしょう。




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高齢者の血圧正常値とは

高齢者といっても年齢に幅があるので、血圧正常値は65歳から74歳までの前期高齢者と75歳から89歳までの後期高齢者で分かれています。前期高齢者の血圧正常値は、140/90未満となっていて、これは一般の成人の血圧正常値と同じです。
ただし、後期高齢者の場合だと150/90未満と高めに設定されていて、これ以上の血圧数値になると高血圧と判断します。ですので、正常値を把握するときには自分の年齢に合わせて血糖正常値をチェックしましょう。

高齢者の高血圧の危険性

もともと、高血圧になると心疾患や脳梗塞、脳卒中などのリスクが高まるため、予防や対策をしっかり行う必要があります。ただ高齢者の高血圧の場合、体の機能自体も衰えてしまっているので心筋梗塞や脳卒中のリスクが増加します。
特に冬など寒さが厳しい環境では、体温の低下を防ぐために血管が収縮して細くなるので血圧が高くなります。こういった時には急激な血圧上昇が起こるため、冬場の入浴や外出時にはしっかり寒さ対策を行ってください。

高齢者の高血圧予防法

高齢になると血管の柔軟性がなくなるのはある程度しょうがないことです。しかし、普段から定期的な運動を心がけたり、入浴などで体を温めたりして血液の流れを促進してあげると、硬化を遅らせることができます。また、食事でも血液をサラサラにする成分を含む魚や海藻類、きのこ類、ネギ類などを積極的に摂取するよう心がけると、高血圧予防につながります。

高齢者の約8割は高血圧と言われますが、他の病気を発症している人も少なくありません。そのため、降圧剤と薬の組み合わせの問題で十分な治療が行えないこともあるので、食生活や運動で血圧を管理できるようにしておきましょう。




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塩分の摂り過ぎがヤバイ!
1日塩分摂取量は6グラムが理想とされているのに日本人の平均塩分摂取量は10グラムを超えているのをご存知ですか?これが高血圧の主な原因と言われています。