食品の栄養成分表示のナトリウム量(mg)は、正しい塩分量ではありません。塩分相当に計算するには、ナトリウム量×2.54÷1000=食塩相当(g)です。1日6gの塩分に抑えるなら、ナトリウム量は約2400mgです。(ちなみにカップ麺ひとつでナトリウム量は、1500mg~2000mg)ナトリウムと塩分の関係を理解して、正しい減塩の効果を上げましょう。

ナトリウムと食塩の違いとは?

塩分とは主に食塩をさしナトリウムに塩素イオンが結びついたもので、塩化ナトリウムと表記されます。塩素は胃液などの成分になりますが、ナトリウムはカリウムやカルシウム、マグネシウムと同じ必須ミネラルです。体内の水分量を正常に調節したり、神経や筋肉を動かしたりするのに欠くことのできない重要な栄養素です。

ナトリウムは食べ物として摂取する動植物に含まれているため、日常生活で欠乏することはほぼありません。むしろナトリウムの摂り過ぎによる胃がんや生活習慣病といった健康被害が問題で、そのなかでも高血圧とは密接な関係にあります。

そのため健康増進法により2011年に食品にナトリウムの成分表示が義務付けられました。ついで2015年に食品表示法の改正によりナトリウムは食塩相当量として表示することが義務付けられました。加工食品においては5年に猶予が認められているため、ナトリウム成分だけの表示食品には塩分相当量に換算する必要があります。




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ナトリウム量の塩分量に換算する方法

食品表示されるナトリウム量は塩分量と同じではありません。ナトリウム量に係数2.54を掛けて1000で割った計算式が一般的に使われています。ナトリウムの原子量22.990と塩素の原子量35.453を足した58.443が食塩の分子量です。

ナトリウム量22.990対食塩量58.443は1対約2.5421ですから、ナトリウム1000ミリグラムは食塩2.54グラムになります。ナトリウムはミリグラムの単位で表示されるので1000で割って、グラムに換算します。

ナトリウム量から塩分相当量を割り出す計算にピンとこない人もいるかもしれませんので、逆算方法を紹介します。塩分に含まれるナトリウムの割合は、58.443分の22.990ですから393.37になります。食塩1グラムのナトリウム量は393ミリグラムということがわかります。食塩の約4割がナトリウムと覚えて、ナトリウム400ミリグラムが食塩1グラムと考えると、おおよその塩分相当量にわかります。

塩分換算する時の注意点

ナトリウム量を入力するだけで塩分相当量に換算してくれるサイトが無料で運営されています。ナトリウム量を50ミリグラム刻みで塩分相当量に計算した一覧表もインターネットで公開されています。塩分量を把握し減塩に努めたいけれど計算は面倒という人は利用してみてはいかがでしょうか?

ナトリウム量の表示は食品100グラム当たりであったり、食品全体たとえば230グラムに含まれる量になっていたりします。表示法を把握して摂取した分のナトリウム量を正しく計算しましょう。

とても便利で忙しい時などつい手が伸びてしまうカップ麺は、麺、乾燥具材、スープのナトリウム量がそれぞれ個別に表示されています。カップ麺1個分の塩分は、すべてを合計するのを忘れないでください。トータルすると一食当たりのナトリウム量は、1500ミリグラムから2700ミリグラム、塩分相当量に換算すると3.8グラムから6.8グラムにもなります。

減塩生活には避けたい食品ですので、せめてスープは残して少しでも塩分を減らすようにしましょう。塩分を多く含む魚介や肉類の加工品はナトリウム量だけが表示されている商品が大半です。ナトリウム量で塩分を算出する方法に慣れて一日の塩分摂取推奨値6グラム以下を守るようにしたいものです。




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塩分の摂り過ぎがヤバイ!
1日塩分摂取量は6グラムが理想とされているのに日本人の平均塩分摂取量は10グラムを超えているのをご存知ですか?これが高血圧の主な原因と言われています。